FX専業 フォレックスマーケット日々の市況

FXシステムトレードでの戦績(成績)の公表や、為替・金融市場での出来事を紹介したり講評したり。⇦ でしたが、指標や市況をお伝えする感じに変更となりました。

2016/06/27 月曜日

英国の住民投票にて EU 離脱支持と言う結果を受け、大波乱に陥った世界金融情勢ですが、今朝は比較的落ち着いた様子で東京市場が始まっております。先週末のあの状況を見ておりますと、かなり多くの投資家が、株式や債券から資金を引き上げて週を超えている感じでして、ある程度はこのスロースタートも予想出来ました。今日、東京時間から荒れると大変な事になったでしょうから、その点では良かった感があります。

日経平均が15,000円切って悲壮感が漂う中、サーキットブレーカーの発動があったにせよ、そこから値が走る事が無かったため、若干の日経連動先物を買ってありました。週超えるのはどうかな?と思ったのですが、大相場をこなして週をまたぐと反発する事が多いため、半数だけ売却し、半数だけホールドしてドキドキしながら今日を迎えましたら、微妙な感じですね(笑)。朝からちょこちょこポジションを落としてますが、そろそろ完全にノーポジション、スクエアです。

肝心の外国為替ですが、これはもう何とも言えない。今現在、システムトレードも起動せず、裁量トレードでもポジションは持っておりません。予定通り、欧州時間を見てから決めたいと思ってます。

 

 

英国では再投票の請願が行われているようですが、これ個人的な感情では微妙なところでして、 これが通れば何でも通ってしまう。むしろ、法的拘束力も強制力も無かった住民投票の結果だけを持って EU 離脱の可否を判断しないように強く要求する方がまだいいのかなって思ってます。

 

また、以前から独立を目指しているスコットランドですが、残留派が多かった事からも再度英国からの分離独立を求め始めており、更にはロンドン市まで英国から独立しようと呼び掛けが始まると言う前代未聞な事態になってきております。

実際にロンドンが英国から独立すると言うのは難しいとは思うのですが、ロンドン市では無くシティと呼ばれるロンドンの中心地区 City of London だけでしたら、 この地区の市長である Lord Mayor of London は、現在では名誉職とはなっておりますが元々は強力な権限あり、英国国王(女王)陛下がシティに入るには市長の許可が必要なほどです。実際には公式に入る時だけでして、個人的な用事でちょっととかまで現代では言われる事はありませんけど(笑)。

ですので、バチカンのようになる事も不可能ではありません。まず、シティだけが独立しそこに併合するような形にすれば、大ロンドンと呼ばれる広い意味でのロンドンも、英国から独立するのもあるいは不可能では無いのかも……

 

いっそ、United City State and Kingdom of London, Scotland and Northern Ireland 行ってみますか?(笑)。どうせ、ロンドン警視庁がある場所は Scotland yard と呼ばれてますし。あっ、でもそうすると、シティはシティポリスだなあ。まあいっか。

 

 

何だか良く分からない時勢になってきましたが、毎日精一杯生きていくしかありません。

 さあ、今週も一週間頑張ってまいりましょうか。 

2016/06/25 戦績

2016/06/25 土曜日 戦績

 


 

通貨ペア(06/25)
USDJPY             0円
EURUSD             0円
GBPUSD             0円
AUDUSD             0円
USDCAD             0円
EURGBP             0円
TOTAL              0円

 

週間戦績(当週)
TOTAL     +2,597,115円

 

月間戦績(06月)
TOTAL    +15,892,471円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +127,459,098円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +240,045,373円

 


 

まあ、昨日宣言してありました通り、システムトレードは金曜日の早朝に止めておりますので、土曜日の戦績は 0 です。ただ「なんとなくいつも通りにしておこうかな」なんて感じで「そういえば、全く取引がなくて損益が全通貨ペア 0 だった時に、自動集計の bot はちゃんと動くのかな?」とか思って試しに集計させてみたところ、ちゃんと全通貨ペア 0 で集計してくれました(笑)。

ここで、今日は百人一首でもいっておこうかと思ったのですが、全通貨ペア 0 で、しかも最近は百人一首やってなくて、更に昨日は「今週は金曜日の戦績で終了∠(`・ω・´)」とか書いといたのに、百人一首なんか来たら「設定間違えたな」って思われるも癪ですし、後で言い訳しても「 ( ´,_ゝ`) ふ~ん」って感じになりそうだったので、やめときます(汗)。

 

 

昨日テレビを見ておりましたら、住民投票でEUからの離脱が決まった英国で、アイルランドのパスポートを申請する人が急に増えたんだそうです。両親や祖父母がアイルランド人であったり、配偶者がアイルランド人だったり、北アイルランドに住んでいて一定の条件を満たす人だったり、そんな感じの皆さんが申請出来まして、アイルランド共和国はEU加盟国ですので、英国がEUを離脱してもアイルランドパスポートを所持していると、そのままEU市民としての恩恵を享受出来ると言う事になります。

日本人的な感覚からすると不思議でしょうが、欧州の人は色んなルーツを持つ人が多く「国籍を持っている  パスポートを持っている」でして、潜在的に国籍を持っているだけで、必要になったら国籍を持っている事を宣言した上でパスポートを申請する事が良く有ります。

 

アイルランドパスポートを申請する人が急激に増えたと言うニュースを一緒に見ていた母に「俺も、アイルランドのパスポートなんて申請する血筋、どっかに無いかな?」と聞いてみましたら、お茶飲みながら「無いねえ」と、つまらなそうに言われました(汗)。一緒に居たけどテレビなんて見てなく、雑誌をパラパラしていたうちの妹が「アイルランドのパスポートなんて取っても意味ないじゃ無いのよ」って話しに参加して来たので「いや、ほら、EU市民権がどうとかってテレビで言ってたろ?」と答えますと……

 

 

だったら、兄者もフランスのパスポート申請すればいいじゃないのよ」えっ?

 

 

忘れてたんですが、うちの母ってフランス人父と日本人母のハーフでした\(^o^)/

そんで、「兄者」って言ってるうちの妹は、随分と前にフランスのパスポート申請して持ってたそうです。全然しらなかったよ(汗)。そして、フランスは血統主義なので、父親の私がフランスのパスポートを申請すると、うちの子2人にも自動的にフランスのパスポートを申請する資格が発生します。もし、私が申請しなくても、祖母がフランス人って事で申請も可能なんですが、少々面倒なので子供の分を考えたら私が申請した方が楽なんだとか。

 

うちのお姉ちゃん(長女)にこの件を話しましたところ「そんなの知ってたわよ。でも、お父さん面倒なんだろうなって思ってただけで。これ以上パスポート増えても、私も面倒だし。あっ、でもお父さんが作るなら一緒に作る」だそうです(汗)。まあ、理論的には父の国籍が確定してからでないと子供の分は申請出来ないんですが、実務的には私のパスポートの受付番号が1番でも早ければ、それでいいそうなんです。なんか、合理的と言うか事務的。

 

どうすっかなあ……

 

 

それと、また再燃してきておりますスコットランド独立への機運もあり、 これなんてもう一回やると今回の残留得票率を大幅に上回って、独立承認される危険性もあります。ネット上でも既にあれこれ騒がれておりますが、日本のネット上で騒がれているのを見ますと、すっぽり抜け落ちてる部分がありまして……

 

スコットランドの独立投票への投票権は、スコットランドに住む英国籍の者や英連邦の者も当然持っておりますが、実はスコットランドに住むEU加盟国の国籍を持つ(EU国籍)者も持っております。前回と同じ条件であればと言う事になりますが、今回は抜くと言う事も無いでしょうし、前回も入れているので「EU国籍の人を入れて有利にしようとしてる」なんて事を外野から言われる事も無いでしょう。また、表立っての行動は少ないかと思いますが、色んな思惑からEU内からの支援も予想されます。

 

もしスコットランドが独立したら、 一番は北海油田の利権でしょう。これ、北海油田の産油量が枯渇してきたとか言われておりますが、スコットランドの人口約500万人規模を賄う事からしたら、減産してもいいくらいです。あの面積に香港の人口約700万人よりも少ない人しか住んでませんから開発余地も恐ろしくありますので、もし独立してEU加盟が果たせるなら、イングランドから大規模な工場が移転してくる可能性も十分あります。

 

スコットランド人、現在は英国国籍ですので英国パスポートを持っておりますが、独立したらスコットランドパスポートになるでしょう。EU加盟を希望すると言う事は、逆に言えばスコットランドパスポートを認めさせると言う事ですから。今現在、英国パスポートを所持する者からパスポートと言う物だけで無く、英国国籍を取り上げると言う事は考えにくいので、実質ここでまた重国籍です。

前回の様子ですと、独立の日段階でスコットランドに住んでいる英国国籍者、英連邦国籍者には無条件でスコットランド国籍を与える、また、一定の条件下でEU国籍者にもスコットランド国籍を与えるような感じでしたので、次もそう言い出すんでしょうね。 

 

 

以前は、単一国籍に拘る日本に疑問を持ったりもしておりましたが、こうなってくると単一国籍に拘る日本の方が、むしろ自然なんじゃ無いかと思えてくる事があります。民族の絆を高める理由にもなってるでしょうし。

 

21世紀にもなって独立だ何だと言う事で国民を右往左往させる、仮にも先進国と言われる国があるとは……

 

民主主義は、そう言う事じゃ無いとおもうんだけどなあ。

 


2016/06/24 戦績

2016/06/24 金曜日 戦績

 


 

通貨ペア(06/24)
USDJPY      △39,200
EURUSD       +52,663円
GBPUSD      +130,652円
AUDUSD       +17,019円
USDCAD      △19,205
EURGBP             0円
TOTAL       +141,929円

 

週間戦績(当週)
TOTAL     +2,597,115円

 

月間戦績(06月)
TOTAL    +15,892,471円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +127,459,098円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +240,045,373円

 


 

いやあ、この歳で仮眠挟んだだけで二晩も徹夜に近いと、体がキツくて(汗)。同じような年齢で、日勤夜勤日勤を30時間連続でするお医者さんとかよく話題になりますが、よく体力が続くなと関心してしまいます。もう早速話しが脱線だ(笑)。

 

 

さて、昨日のエントリーでも申し上げましたが、システムトレードは昨日の早朝7時前後にて停止しておりまして、その後は本日早朝のニューヨーククローズまで起動しておりません。ですので、今週の戦績報告は6/24日(金曜日)分にて終了となります。
 
現時点で、来週月曜日からシステムトレードをスタートさせるか、まだ決めておりません。他にも同じシステムを使ってる者がおりますので、そのうちの何人かとも相談したのですが、やはり現時点で月曜日の動向は全く分からないため様子を見ようと言う者が大半でして、今回の英国EU離脱が世界経済に与えたインパクトの大きさを、改めて感じております。

 

 

昨日行っておりました裁量トレードに関しましては、ぶっちゃけ「神様は、赦して下さるよね?」って言うレベルで利益が出ました(笑)。最近は信心深い私としては、明日にでも教会に行って少し献金してこようかと思っております。
 
ちなみに教会では「寄付」とは言わず「献金」と言います。聖書で offering 神様への捧げ物として献金です。そして、広い意味では献金も含みますが、特に献金以外でお金や物品などを何か目的別でする寄付donation と言います。これ以外にも、募金collection と、以上の3つは分けて考えております。
 
ただ「なぜか、日本語訳の聖書では全部が献金」となっておりまして*1、訳者イヤラシイんでないかいと思ったり、思ったり、思ったり(笑)。
 
 
また話しが逸れたんですが、多分、月曜日は日本時間だけで無く欧州時間中盤くらいまで様子を見てから、システムトレードを開始するかどうか判断したいと思います。

 

 

ところで、こんな微妙なタイミングなんですが、FX専業として昨年の2月からの利益の累計が2億4千万円を超えました。なんとなく、12の倍数と言うのは数学が好きな私としては嬉しい数字でして、なぜこのシステムトレードを止めたとか言う微妙なタイミングでと言う思いもあります(笑)。
 
この累計の数字について触れる時にいつも言っておりますように、米ドル口座での利益に関しては毎日毎日の数字自体が、その計算した時のドル円レートで円に換算して積み上げた数字ですので、この数字自体は帳簿上のどこにも存在しない数字でして、それでも毎日毎日付けている数字の一つが、何かのハードルを超えるのは嬉しいものです。
 
FX専業とか言いながら最近では全然専業では無い感じでして「FX兼業」とか「FX生業」とかに名前変えようかとも思ったんですが、どうもシックリこないので、今後も名前はこのままにしておきます。あと「FX専業(成人済み)」って言う名前をしきりに推してくる某薬剤師さんが居たりするんですが、なぜ「成人済み」の宣言がことさら必要なのか、いまだに謎です(汗)。
 
 

*1:教義によっては、分けて記載のある日本語訳の聖書も一部であるそうです。

[後半加筆]英国のEU離脱決定を受けまして

英国のEU離脱に関してまして、どこかでも書いたのですが、個人的には「離脱には賛成」ただ「時期は今では無いのでは」と言う思いでした。

理由としては、スコットランドと北アイルランドの英国内での不協和音を先に解決してから、次に英国本土4カントリーの総意としてのEU離脱を議論し、その上で投票と言う流れにして欲しかったためです。

 

既にスコットランドのニコラ首相が「スコットランドの未来はEUと共にある」と言う発言をしており、再度スコットランドが英国からの独立を住民に諮る可能性は高いと言えます。今度は、北アイルランドも同時にスコットランドと共に英国から独立と言う機運にもなりかねません。

 


 

さて、経済的な面だけで見れば正直言いまして、残留派の方が指摘するほどのデメリットは無いと考えます。と言いますのも、どれも最悪な場合を想定した事が多く、一番指摘が大きかったEUとの貿易関係については、EUに加盟自体を2度拒否しているノルウェーが取っている「EFTA/欧州自由貿易連合」に参加すると言う方法、スイスのように各国との個別協定を締結する方法もあり、実際に離脱するまでのインターバルを考えますと、仮にスイスモデルを選択したとしても、それほど無謀な事でも無いかと思います。

しかも、ノルウェーやスイスと違い、英国には同じ英連邦であるキプロス共和国とマルタ共和国の2ヶ国があり、批判されようが迂回貿易を行う手段も残されております。

 


 

今回のEU離脱論争の中心テーマの一つにもなりました、移民問題に関しましては、EUを離脱したから受け入れなくて済むと言う簡単な事では無く、国際社会の中で求められる先進国としての対応は、今後も行っていかなくてはなりません。それは離脱派も認めておりまして、ただ自国でコントロール出来ない 現状から、今後を悲観した考えが多く、離脱派が多数になったのは移民問題が根強かったのも事実です。

少し話しが脱線しますが、よく移民受け入れ数が少ない日本が、日本国内において批判対象になりますが、国際社会的には日本で移民の受け入れが多くない事に関して、それほど大きな問題にはなっておらず、日本のマスコミが国連での話し等を大きく報道して煽っている感が強いです。

難民が多い地域と地理的に離れ、難民が移民として定住するとしたら、言語や生活様式が全く違う日本に行きたいと思う者も少なく、むしろ国際社会的には、日本にはその先進国の責務として移民問題への取り組みに必要な資金を提供する事が求められているくらいです。日本人が自ら「金だけ出す日本」とか批判的になっておりますが、逆にそれこそ国際社会から求められている事なのです。

日本は当然EUに加盟しておりませんが実質大使館である代表部を、日本は欧州連合日本政府代表部をEU内ベルギーに設置し、EUも駐日欧州連合代表部を東京に設置して、お互いに国家の体で結びついている以上、欧州の移民問題も日本にとって重要な課題と言えます。

移民問題だけで無く、EUに加盟している限りはあらゆる政策をコントロールする事が自国の意思では出来ず、EUの方針に従う必要があります。過去、これに関しては色々な事で言われてきておりますが、どれも一方的なワガママになりやすく、英国住民の多くを納得させる事は出来ませんでした。しかし今回の移民問題は、多くの英国住民が実際に感じている「怖さ、いらだち、不安」だったため「自国に主権を取り戻す」と言う必要性を説く力になったんだと思います。

 


 

さて、ここからはもう少し軽い感じで今日の為替市場に関してですが、本日(6/24)日本時間の早朝に英国の住民投票が締め切られ、早い開票所の結果が出始める直前、日本時間の午前8時少し前から急激な変動がありました。

正直言って、こう言うのは正面から向かって行って太刀打ち出来るものではありません。「史上初」「過去数度しか無い」こう言う出来事やイベントは、本来であれば避けて通れるなら避けた方がいいです。

 

昨日のブログエントリーにおきまして「システムトレードをセカンダリ(サブ)に、裁量トレードをプライマリ(メイン)」と書きましたが、よくよく検討した結果、本日の日本時間で早朝の午前7時前後でシステムトレードは一旦中止し、裁量トレードのみとしておりました。また、裁量トレードに関しましても、開票開始直後の大波に飲まれると再起不能になる可能性もあったため、一旦中止し、ほぼノーポジションで午前8時の嵐を超えております。

 

やっぱり、ノーポジ最高!(笑)。

 

その代わり、方向感が付いてからはスプレッドも大きくなり、値動きも荒いので入るのに一苦労でしたが、それでも何とか大波をこなせております。 

 


 

東京時間が終わり欧州時間までの少しのつなぎ時間に仮眠しておりまして、大きく値が動くようでしたら起こしてくれるようにシンガポールに住む友人のアレックス君にお願いしておきましたが、随分と安定してくれてたようでして、つい先ほど自力で起きてくるまで起こされる事はありませんでした。

起きてきますとアレックス君から「少し、ユーロ円とポンド円積んどいた(追加でポジション持っといた)けど、要らなかったらこっちに付け替え(引き渡す)」とか。画面見ますと随分と私の持ち高が増えておりました(笑)。そんな、みすみす利益乗ってるポジションを付け替えるわけありません。そんな事するなら、いまここで精算します(笑)。

当然アレックス君も山のようにポジション抱えておりまして、私が起きてきて「自分だけ……」とか言われるのが嫌だったのか、もし失敗したら失敗したで自分のポジションに付け替えるつもりだったのでしょう。

 

ごちそうさま!

 

アレックス君は日本人でして、アレックス君ですが本名ではありません(笑)。彼、さすがに投資銀行でバリバリのプロップディーラー(自己勘定ディーラー)だっただけあり、私のように色々な部署を転々とさせられた半端者と違いまして、取引に関しては非常に鋭敏な感と情報処理能力を持ちあわせており凄いです。取引に関しては凄いです。大切な事なので……

その代わり、パソコンとかシステムとかそう言う方向は全然ダメでして、天は二物を与えずと言いますか、私としては彼とバーター出来る部分が残っていて神様に感謝したいくらいです(笑)。 

 


 

そう言えばたまに「元プロップディーラーが個人で取引をやっててそんなに稼げるのに、そう言う人が投資銀行やHF(ヘッジファンド)に勤めてるなら、なぜ投資銀行やHFは確実に利益を出せないで、大損失だったりする事があるんですか?」って聞かれる事があります。

これ答えは超簡単でして「個人で取引をやっていると "危険だから今日は止めとこう" 」とか、私やアレックス君が今朝やったみたいに出来るのですが、投資銀行やHFではそう言うワケに行かずに「ポジション持ってないと仕事していない=ディーラーから外される」に直結するんです。

それと、持ってるポジションの量が文字通り桁違いですので、投資銀行やHFでは個人でやってるように自由に動けないと言う理由もあります。自分自身の売買だけで、相場を動かしてしまう量を持っておりますから。

私のような者が、システムトレードで順調に利益が出せるのも、理論さえ間違ってなければの前提ですが、やはり「常にポジションを持つ必要が無い」のと「ポジションが桁違いに少ない」と言うのが非常に大きな理由です。

 


 

英国はEUを抜けるのが住民の意思だと決まったワケですので、今度は英国に抜けられたEUがどうなるのかが争点になるかと思います。つまり、英ポンドの不安定さが次はユーロに来ると言う事です。

そうは言っても、今までも十分ユーロも不安定だったのですが、英国が抜けたEUがどうなるのか今まで全く議題に上ることも無かったので、今後しばらくは英国がEUから抜けてEUはどうなるのか、ネガティブな部分から噴出して来る事は間違い無いでしょう。そうすると、ここ10年以上見ていない1ユーロ1.03ドル台が見られる事になるのか。その後、どこまで行くのか、もしかしたら1.00切って 0. (ゼロポイント)に突入する事もあるのかな。なんて、ちょっとワクワクもします。

 

とりあえず目先、今日これからの欧州時間本番、そしてニューヨーク時間、どうなりますかね?

 


 

そうそう、随分とオーバーシュートだったので、豪ドルを少し買いまして現引き(現金として引き出す)を先日に続いて行いました。調子こいてNZドルも買ったところ「あの……、ニュージランドドルは現引き出来ないそうなんですけど」だそうです(汗)。あらら。

 




 

[2016/06/25 23:55 加筆 ]

 

ぴロシィ~ (id:tubamegaesi1428) さんからのコメントへの返信ですが、大切な部分があるので、一部この本文中でご回答申し上げます。

 

>正直どちらがよかったのか自分にはわかりませんでしたが、英国の過半数以上離脱が良いということでしたので、そういうことなんでしょうね。


確かに民主主義と言う部分で言えば、多数決は最も理想的な気もしますが、そうなのか疑問のあるところでして「有権者の大部分は、政治に関しては素人」なわけです。


英国の話しであるのに、日本国憲法が例でちょっと微妙なんですが、日本国憲法前文にはこうあります。

§ 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し(中略
§ ここに主権が国民に存することを宣言し(中略
§ そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。(以下略

と、あります。

なぜ日本国憲法で、主権は国民にあるのに、選挙された国会議員を通じて行動するように書かれているのか「権限は国民」「権力は国民の代表」「福利は国民」この3点は人類普遍の原理だと言うのが理由です。

民主主義を貫くには「権力を持つ者=信託出来る者」に国政を任せる方が、公共の福利であるからです。つまり、先ほど書きました「有権者の大部分は、政治に関しては素人」だからです。

 

今回の英国のEU離脱に関して、アピールの上手な離脱派が政治に関して素人な有権者を上手に誘導して成功したと言う見方も出来るわけです。それが、結果として半数を若干しか超えられなかった理由でしょう。逆に、それ以上の票を集めるように頑張る必要も無かったとも言えます。

 

 

>あと英国からのスコットランド、北アイルランド問題とかいろいろと大変な問題があるということで乗り越えて解決してもらいたいですね。

 

こうなってくると、スコットランドが再度独立すると言う住民投票を行うのは不可避になって来るでしょうし、スコットランドは独立したとしたらEUへの加盟を希望しておりますので、EUが後援する可能性は十分あります。

アイルランド共和国はEU加盟国の一つでして、北アイルランドは国としては英国ですが、民族としては地続きのアイルランドと同一なわけです。

f:id:fxse:20160625234639j:plain

(画像お借りました。ありがとうございます。) 

地図上、アイルランド島と書かれた白い部分がアイルランド共和国です。

 

地図を見て頂ければ分かるのですが、もしスコットランドが独立してEUに加盟し、アイルランド共和国もEU加盟国のままで、そうなると北アイルランドが英国として残っている理由が全く無くなって来るんです。と言うよるも、英国の飛び地になってしまい、デメリットだらけになってしまいます。

 

そうなると、スコットランドと一緒に英国から独立してスコットランドと緩い連合国になるか、あるいはアイルランド共和国に戻る選択をする事になるのか。どちらにしても、スコットランドとEUは強力なパートナーシップを、そしてアイルランド共和国がEUの飛び地にならないようにするためには、スコットランドが独立してEUに加盟し、更には北アイルランドが英国からスコットランドとの連邦制またはアイルランド共和国に回帰する事が望まれます。北アイルランド単独で独立国はちょっと厳しい感じもありますので。

 

 

>今後、どうなることやら不安が残ります。
>日本経済は、そこまで影響ないように思いますが、実際のところどうなんでしょう。

 

これ、実際には影響は限定されると思います。

 

日本への直接的な影響より、欧州から世界へ広がる景気減速の波に飲まれるような感じでしょうか。

 

株式市場は、数ヶ月はダラダラの状況が続くかもしれません。その後、もしかしたら数段の下落、数値的に具体的には言いづらいのですが、例えば日経平均1万2千円割れ又は1万円前後くらいは覚悟した方がいいかもしれません。

 

ただそうなった時、私としてはチャンスかなって思ってます。株式もそうですが、不動産価格が下落したとしたら、サブプライム危機の時にアメリカの不動産を取得したように、どこか狙えるところがあるんじゃ無いかって考えてます。EU圏内で英連邦加盟国、キプロス共和国やマルタ共和国なんかいいかもしれません。

 

2016/06/23 戦績

2016/06/23 木曜日 戦績

 


 

通貨ペア(06/23)
USDJPY      +218,400円
EURUSD      +303,922円
GBPUSD      +245,070円
AUDUSD       +91,609円
USDCAD      +104,663円
EURGBP        +2,617円
TOTAL       +966,281円

 

週間戦績(当週)
TOTAL     +2,455,186円

 

月間戦績(06月)
TOTAL    +15,750,542円

 

年間戦績(2016年)
TOTAL   +127,317,169円

 

累計戦績(専業になってから)
TOTAL   +239,903,444円

 


 

久しぶりに、為替の事を書いてみたいと思います。なんか、本当に久しぶり(笑)。
 
ついに、英国のEU残留か離脱かを決める住民投票の日になりました。マスコミでは国民投票って言いますが、投票出来るのは次の者です。
1.下院議員選挙で投票権を持つ18歳以上の者で、a)又はb)に該当する者
 a)英国本土に住む、英国国籍者・英連邦加盟国国籍者・アイルランド国籍者
 b)海外に住む英国国籍者で、過去15年以内に英国本土にて有権者登録があった者
 
2.上院議員 (通常は上院議員には下院議員の選挙権がありません)
 
3.欧州議会選挙で投票権を持つ18歳以上の者で、c)に該当する者
 c)ジブラルタルに住む、英国国籍者・英連邦加盟国国籍者・アイルランド国籍者

英連邦や英連邦王国と言うのは、日本人の皆さんが思ってる以上に国家間の非常に強い繋がりでして、この選挙権なんかもそうですし、仮に自国の大使館や領事館が無い国で何かあった場合、英連邦の別の国の大使館や領事館に助けを求める事も可能です。逆に、助けなければなりません。

英連邦と英連邦王国の違いは、英連邦は国同士のつながりでして、英国を中心としたものでは無く、あくまでも英国も英連邦の国の1つとなっております。英連邦王国は英連邦の中で、更に国家元首を英国と同じ国王陛下や女王陛下としている国でして、現在で言えばエリザベス二世陛下を国家元首としている国です。
 
脱線しましたが、つまり今回の英国がEUに残留するかどうかを決める選挙は、英国に住む英連邦に加盟する国の国民と、歴史的な背景がありアイルランドの国民が決めると言う事です。
 
上院議員は通常は下院議員の選挙権がありませんので明示したと言うだけで、英国国民ですので当然と言えば当然なのですが、ジブラルタル在住者と言うのはこれが歴史的背景が難しく、英国の持つ海外領土や王室領土の中で唯一EUの領域に含まれているんです。まあ、場所は完璧にスペインなんですけどね(笑)。フランスにくっついてるモナコのようなイメージです。
 
このジブラルタル、地中海とジブラルタル海峡に面しているので非常に温暖で風光明媚な場所でして、英国本土に住む者の憧れの場所になっております。宝くじでも当たったら、老後はジブラルタルで暮らしたいと願ってる英国国民は山のようにおりまして、それが叶わないけど多少はなんとかと言う皆さんはスペインでお茶を濁すわけです(笑)。
 
ほら、また脱線した……  脱線しまくりで、ちっとも為替の話しにならないの(汗)。
 
 
もう、強制的に為替の話しに行きます。皆さんもニュースなどでお聞きかもしれませんが、英国での住民投票の途中経過などから、昨日から既に欧州通貨を中心に随分と為替レートが大きく動きまして、大変な事になっております。今週と言いますか、今月はこれを待っていた感じもありまして、昨日からずっとコンピューターの前に張り付いております。
 
その割に「いつもの大型指標の時に比べ、戦績がさほど上がってない」と気がついておられるかもしれません。今回この大勝負に際し、色々とルール変更や取引先銀行からの制約があったりしました。
自分でのルール変更
・システムトレードはセカンダリにして、プライマリは裁量トレードとする
・システムトレードのレバレッジを、通常より低く設定する
 
 取引先銀行からの制約(英国時間で23日午前7時~)
・レバレッジを通常の半分にする
・1オーダーでの発注上限を通常の半分にする

確かに今回の件は今まで誰も経験した事が無い事なので、どうなるのか全く予想ができず、 銀行さんに言われなくてもレバレッジは落とすつもりでした。ただ、その分だけ裁量トレードでガシガシ行こうと思っていたので、やや不満ではありますが、致し方ありません。

 

出来れば、もう少し早く連絡を頂ければ、私の中で最近は評価が高くて光り輝いているドイチェバンク様に資金を移して、対応したものを……
まあ、敵もそれをさせまいと、直前で言ってきたんでしょうが。銀行が敵かどうかは別として(笑)。まあ、一度資金が流出しますと、なかなか戻ってきませんからね。
 
と言うことで、昨日からシステムトレードは抑えまして、 裁量トレードをメインにして頑張っております。それと、ユーロポンド(EURGBP)は、本当にどうなるのか見当がつかないので、昨日の早い時間でシステムを停止してあります。ユーロポンドのシステムだけは、他の通貨ペアの値動きを参照して自身の値動きを計算する部分が多く、他のストレートペアの値動きも激しくなるでしょうから計算がいつも通りに可能なのか不安て言う部分もありました。だったら、そんな無駄にリソースを使うのでは無く、別の計算に割いたほうがいいです。
 
1pip の値動きで何千ドルとか動かれると、損益を見てると心が折れそうなので pip 数しか見ない事にしております(汗)。 
 
どうか無事に、このイベントが終わりますように。 
 

 
そうそう、私と妹も投票権が「1.b」であるんですが今回の投票は、大使館などでの投票は出来ず、英国本土でしか受け付けてさえくれませんので、見てるだけです(笑)。
 
そうそう第二弾、さすが英連邦王国だけあって、豪ドルも随分と上げて来てますねえ。先日、豪ドル-円が76円台の時に (元)輸出 (id:yuan2) さんに言って、今後しばらく必要な分の豪ドルを調達しておいてもらって良かったです。